1m先、無抵抗。
貴女の求める物、とは
何処まで行っても透明なぼくに
汽水湖でしか生き延びれない、哀れな魚を嘲笑ったのはあの冬の日のこと
銀細工の鎖
そして永遠の喪失感
人間はどこにもいない
精神、自己、魂
寂れ荒んだ広場に広がる空はひたすら無彩色を貫いた
所詮、欠片程の命
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運命を殺す者達
あらゆる悪と手を結ぶこの手を切り落とせば少しはマシになるかと
ボクの凡てをステュクスの流れに誓おう
そこは異次元
正当化して正当化して全てを認めず生きよう
何もかも、決め付け判断し裁くのは人だから、不完全な人間だから、
社会悪ここに極まれり
生との不和
争いを義務付けられた人の定め、争いを義務付けた神の行く末
不可視の虚無
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私を忘れて時は動き出す
何も残さず失ったその後に待ち構えるのは混乱
その君も言葉、信じることが出来るのはまだ先の話
目の前を離れない離れられないアノミー
答えのない疑問に思考に溺れ続けていたい
虹色の泡が弾けて消えて鈍色の空がアタシを襲う
空回り、空回り、空回り
不幸せな後継者達に祝福と呪いを
我等が友よ暫しの別れ
記憶と追憶と
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曰く、甘いジュースのような
神よどうか彼に能う限りの幸福を
また今日も日は暮れる
僕はひたすら走る走るあれから逃げるそれだけの為に
真実と虚構の狭間で
虫にも満たないこの手この力どうしてくれようこの命
ティッシュペーパーのコペルニクス的転回
しかし何もかもが無意味に思えて
急流で足を滑らせたかのように、何もかもぐちゃぐちゃぐチゃグチゃ
口賢しい白長須鯨
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僕は夢見る君は手に入れる
暗いいろ、夜のいろ、死のいろ
追想、幻滅の悲哀
存在と真実の究明、無、これぞ泥沼
崩壊する世界、その後を見守るのは
セイレーンの鎮魂歌
言い知れぬ違和感がこの身を襲うしかし空は暗いまま
哀痛の海に溺れて、壊れて
私の本心、今なら大安売り
人は世の果てを知ることはないと知った
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