貴方がドラマのようにメッセージを遺すまで、私は貴方を殺しはしない
戻りたくて堪らなくてだけどそれは許されなくて
泣いたり、怒ったり、それすらももう面倒だから
誰もそんな青は欲しがらなかったのに
生物学的に言って僕が君に惚れたのは必然
神すら凌ぐその英知を畏れ
私の足元に跪きなさい
木漏れ日が落ちるベンチ、それは実に平穏で
雪と忘音(わすれね)
泣き縋る神と臆病な悪魔、カタストロフィー。
----------
朽ち果てた世界に一人きり、ただ瓦解を眺めて
知識衒う本に鋭い舌鋒を向けて
赫々たる太陽は眩しすぎて
ただ概念の着せ替え人形にはなりたくなくて
二つの異なる正義が互いに悪と呼び合う
常識の枠を一歩でも越えれば
自分という物体、思考、何故存在するのか
無限に近い空間と、永遠に近い時間。
マッド・サイエンティストの思惑
極度のマイペース症候群
----------
グラス一杯分の真実を貴方に
僕の愛情の十分の一を君にあげるよ
月に、手が、届かない
お前の未来は此処には無い
歩くデータベースの潜在意識
過大な期待に私は負けた
心の霧は晴れることなく
香る花、忘れられない沈丁花
幻想的な夢に囚われたオヒメサマ
蒼の(ことわり)に流れ彷徨う神の白い吐息
----------
進め。何の為に足がある
なら、始めから触れないで欲しかった
ずっとずっと、孤独で生きていく。
寂れたバーで注文したカクテルは淡い黄金色
貴方が愛してくれればきっと、私は声を涙で失う
泡のように空に舞う、たんぽぽの綿毛のように儚い想い
まさに「糸毫」の友情
希望という名の明日には永遠に追いつけない
君は僕の精神安定剤
高層ビルの建ち並ぶ歪な地平線
----------
サボタージュというと格好いい気がした
(ほる)もかにして()せぬ街
そこではただ死だけが救いとなる
お金がないならカードを使えばいいのに
思い出を裏切る白い波
降り積もる憎しみと悲しみと苦しみと、
幸せの周波数
罪人は海に唄う
賢者の系譜がその身に宿る
夕闇を抱いて倒れる瞬間に少女は、
----------