答えを知るのは空に笑みを湛える月のみ
例え世界が私を拒絶したとしても
あの時願った事も結局は
誰が何と言おうと逃げたかったのに
白なんてそんな色、見たくもなかった
永遠とはあまりにも残酷で
蝶はひらりと舞って手は空をかいた
何もかもが無に帰す場所で一人、
硝子のように透明で、花のように儚くて
幻想の泡、虹の海
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花びらの舞う中そっと流した涙の理由
幸せとは満足感に直結する物があるのではないだろうかと
羽根を手に君と願う
神様って残酷なんだなと僕は心の底からそう思った
限りなく透明に近い蒼の旋律
マエストロの悲劇
"正しさ"とは一体どういう物なのか
あっさりと恋をリストラ
果てしなく続く歌に乗せて
液体窒素に薔薇を沈めて
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お願いだから夢を止めないで
お前は逃げているだけだ
ヒエラルキーの頂点で
自分の都合が良いように、嫌な事は頭で全て消去して
天国か地獄か、実は大差ない
雨の日の午後、死の視覚的イメージ
私を内から目覚めさせて
仄かに漂う嗅ぎ慣れない香りに
密やかに潜む秘められた光が
そこは凍り付くように静まりかえった
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宇宙のゴミ、それは実は人間で
何も何もキコエナイ静寂の世界で孤独の底へと堕ちて行く
目障りなモノは徹底的に排除して
眼を潤ませたまま走って走って走って
お前達に今日を生きる資格はない
全てこちらの計画通り
さあ潔く逝け
夢を見て後悔する前に、夢から目を逸らせば
雲になりたい
心が歪んだ、そして
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ましてや奇蹟などと
妄想でも幻想でもいい、今求めている物がそこに
最期の別れは俺の意思
青い鳥を手放して今、
試合か、死合か、それでも
甘美な毒を月下に呷り
平和を望む少女と絶望を望む少年と
ディレッタントで悪かったな!
言葉を全てを縛り付ける鎖で
それはあまりにも暗く
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